モルモン教とエホバの証人の違いとは

モルモン教とエホバの証人は、いずれもキリスト教から派生した宗教ですが、その教義や信仰のあり方において大きな違いがあります。本記事では、モルモン教とエホバの証人の主な違いを、教義、信仰の中心人物、礼拝のスタイル、伝道活動などの観点から比較します。
モルモン教とは?
モルモン教は、1830年にジョセフ・スミスによってアメリカ合衆国で創設された宗教です。正式には「末日聖徒イエス・キリスト教会」として知られ、聖書に加えて「モルモン書」を聖典として採用しています。この教義では、イエス・キリストが再び地上に現れ、神の王国を築くと信じられています。
エホバの証人とは?
エホバの証人は、19世紀末にチャールズ・テイズ・ラッセルによって創設された宗教です。彼らは神を「エホバ」と呼び、聖書の教えに基づいて生活することを重視します。エホバの証人は、人類の終末が近づいていると信じ、その準備として忠実に神に仕えることが求められます。
モルモン教とエホバの証人の基本的な違い
モルモン教とエホバの証人は、いずれも独自の聖典を持ちますが、その内容と信仰の中心は異なります。モルモン教は「モルモン書」を聖典としており、神の啓示は現代にも続いていると信じています。一方、エホバの証人は聖書のみを聖典としており、その解釈には独自の立場があります。
信仰の中心人物の違い
モルモン教の信仰の中心人物はジョセフ・スミスで、彼は神から啓示を受け取ったとされています。モルモン教徒は、スミスを神の預言者として尊敬しています。エホバの証人は、チャールズ・テイズ・ラッセルを創設者として、彼の教えを基に信仰を築いていますが、エホバの証人の信仰においては、神の名である「エホバ」が中心人物とされています。
教義の違い
モルモン教の教義では、人間は神と共に永遠の命を共有できると信じられており、神が人々に与えた「永遠の家族」の教えが重要です。また、モルモン教徒は洗礼を成人になってから受けることが一般的です。エホバの証人は、神の王国の到来を信じ、信者が「神の王国」を前提に生活し、邪悪な世界からの解放を期待しています。
礼拝のスタイルの違い
モルモン教の礼拝は、日曜日の朝に行われる礼拝と、その他の活動が中心です。教会では賛美歌を歌い、祈り、聖書やモルモン書の朗読が行われます。エホバの証人の礼拝は、王国ホールで行われ、毎週の集会や定期的な聖書研究が行われます。エホバの証人は、宗教的な儀式を重要視せず、集会を通じて神の教えを学ぶことが重視されています。
伝道活動の違い
モルモン教は、世界中での布教活動に力を入れており、特に青年期の信者は2年間の宣教師活動を行います。宣教師は、家庭訪問を通じてモルモン教の教えを伝えます。エホバの証人もまた積極的な伝道活動を行い、特に戸別訪問によって聖書の教えを広めることを重視しています。


