カンパチとブリの違いを一覧で比較

カンパチとブリの分類・仲間関係
カンパチとブリは、どちらもスズキ目アジ科に属する魚ですが、それぞれ異なる種類です。カンパチは、学名「Seriola dumerili」に分類され、ブリは「Seriola quinqueradiata」という学名を持っています。両者は近縁関係にあり、外見や食味が似ていることから混同されることもありますが、厳密には異なる種類の魚です。
見た目の違い(体の形・模様・大きさ)
カンパチとブリは、体型や模様においても違いがあります。カンパチは細長く、体側に明確な縦じま模様が見られるのが特徴です。一方、ブリは全体的に丸みを帯びた体型で、側面は比較的滑らかです。また、ブリは最大で2メートルに達することがあり、カンパチよりも大きくなることが多いです。
味わい・食感の違い
カンパチは、脂身が少なく、しっかりとした食感が特徴です。肉質はしっかりとしていて、さっぱりとした味わいが好まれます。対して、ブリは脂肪が多く、しっとりとした食感があり、濃厚でコクのある味わいが特徴です。特に脂の乗りが良く、料理に深い味わいを加えます。
旬の時期と漁獲地の違い
カンパチの旬は夏から秋にかけてで、特に暑い季節に脂が乗ります。漁獲地は日本の沿岸部全域に広がり、特に紀伊半島や四国地方でよく漁獲されます。一方、ブリは冬が旬で、寒い時期に脂がのって美味しくなります。主に日本海や東北地方で多く獲れます。
値段・市場価格の違い
カンパチは比較的高価で、特に高級寿司店や料亭で重宝されています。一方、ブリは手に入れやすく、比較的安価で提供されることが多いです。ただし、脂の乗りが良い時期のブリは、特に高値がつくこともあります。
刺身や寿司での味の違い
カンパチの刺身は、引き締まった肉質と軽やかな味わいが特徴です。ブリの刺身は、脂がしっかりと乗っており、口の中でとろけるような食感が楽しめます。寿司では、カンパチはそのさっぱりとした味が光り、ブリは濃厚な味わいが感じられます。
養殖と天然の違い・見分け方
養殖カンパチは、肉質が安定していて脂の乗りが良いですが、天然カンパチは、体形がより引き締まっていて味が濃いとされています。養殖ブリは身がやや柔らかく、天然ブリは引き締まった食感があります。見分けるポイントとしては、天然の方が身が硬めで色が鮮やかなのが特徴です。
脂の乗り具合とカロリー比較
カンパチは脂の乗りが少なく、低カロリーで健康志向の人にも向いています。ブリは脂肪分が豊富で、その分カロリーが高くなります。特に冬のブリは脂が多く、1切れあたりのカロリーが高くなります。
地域による呼び名の違い(関西・九州など)
カンパチとブリには地域ごとに異なる呼び名があります。関西では、ブリは「ハマチ」と呼ばれ、特に若い魚を指します。九州では、カンパチは「カンパチ」とそのままで呼ばれますが、他の地域では「タイ」と呼ばれることもあります。


